漫画村のビジネスモデル|歴史に学べば生き残る。それとも淘汰されるか?

アイキャッチ-漫画村

こんにちは、節税サラリーマンです。

皆さんは漫画がお好きですか?

節税サラリーマンは漫画を全く読まないのですが、漫画村に関するニュースや記事を拝見すると、既得権益と新しいビジネスモデルの戦いと感じるとことがあります。

今回、漫画村にまつわる状況に関して、ご案内させていただければと思います。

漫画村とは

漫画村は、漫画や雑誌などの出版物を、無料で閲覧できるビュワーサイトです。

お金を払わずに漫画を読みたい人にとっては、便利なサイトとなっています。

ところが、漫画の権利者側(漫画家と出版社)にとっては、今後、”さらに漫画が売れなくなる“ことにつながると思っているサイトです。

わざわざ、「さらに漫画が売れなくなる」を強調したのには意味があります。

出版科学研究所が2018年1月25日に発表した「2017年の出版市場の状況」によると、漫画単行本の売り上げが、昨年対比で約13%減少している事実があるためです。

権利者側の見解

 

全く創作の努力に加わっていない海賊版サイトなどが、利益をむさぼっている現実があります。

公益社団法人日本漫画家協会|海賊版サイトについての見解

参考リンク:コトバンク 海賊版 かいぞくばん piracy

辞典により多少の見解の相違はありますが、「海賊版」の定義の最大公約数としては、A国で作成された著作物が、権利者の許諾なしにB国で複製、出版されたものです。

日本漫画家協会が、「海賊版」という、少々的外れでキャッチーな言葉を使っていることから、著作権の主張のみではサイトの公開中止に追い込めないと認識していると考えられます。

また、このような見解を公開したことにより、漫画村の利用者急拡大につながっていることは皮肉ですね。

運営側の状況

収益モデル

これまで、ネット上にばらばらに存在していた画像化された漫画のデータを、ビュワーと紐付けて提供することによって、サイトに人を集め、広告収入を得ていると考えられます。

また、ビュワーを介して、仮想通貨マイニングに利用されているとも言われております。

※実際の収益モデルは”中の人”しか把握できませんので、これらは憶測に過ぎません。

違法性

無いとの主張です。違法性の有無は、本記事の最も重要なポイントですので、詳細は後述いたします。

利用者急拡大中

次項でご紹介する、公益社団法人日本漫画家協会が提示した「海賊版サイトについての見解」がテレビや、雑誌、ネットニュースなどで多数取り上げられ、結果、漫画村の告知活動へつながり、利用者急拡大しているようです。

実は漫画家さんが無料で広告してくれたお陰で漫画村のユーザーが2ヶ月で一気に1.8倍になったんだクマ。twitterの利用者数を超えたクマ。

定額で漫画読み放題!?漫画村の機能アップ版-漫画村プロ(2018/05/03:リンク切れになりました。)

違法なサイトか?

参考)ソフトウェアの著作権に関して

本題に入る前に、節税サラリーマンの普段の仕事の状況をご案内させていただきます。あらかじめこの内容を把握いただくと、後々の内容を理解しやすくなります。

法務担当の著作権に関しての認識

節税サラリーマンの勤務先はそこそこの規模で、法務部門も独立して存在しています。

その法務部門の方とソフトウェアの著作権に関して会話していると、会話が全くかみ合わないと感じることが多々あります。

それは、彼らが提示する著作権のサンプルがソフトウェアを取り扱う企業にとって、具体性を著しく欠いていることが原因です。

しかしながら、決して勉強不足という訳ではなく、著作権に関してある程度理解していても、実務に落とし込むには大きな隔たりがあるためです。

彼らが提示する例は以下のような内容です。

子供が描いた絵:著作権が存在

 新聞、書籍 :著作権が存在

ソフトウェア :処理プロセスの順番に著作権が存在

ソフトウェアの著作権侵害の調査困難な理由

ソフトウェアの処理プロセスに著作権があるといっても、処理プロセスが全く同一かを確認することは、通常の手段では不可能です。

皆さんがコンピュータにインストールするソフトウェアは、コンピュータが認識できる形式に翻訳(コンパイル)されています。

ソフトウェアの作成(プログラミング)を行う場合、人間が理解しやすいプログラミング言語(C、JAVAなど)で作成し、翻訳(コンパイル)してコンピュータにインストールします。

そのため、プログラミング言語の状態で保管しているのは、プログラムを作成した人だけになります。

「著作権を侵害された」と思った人や組織が、調査(処理プロセスの順番に確認)する場合、調査対象のソフトウェアを入手するところから始まります。

お金を払って買う場合、ネットからダウンロードするなど手段は色々あると思います。

先ほどご説明の通り、そこで入手できたソフトウェアは翻訳(コンパイル)済みであり、これを、人間が理解しやすいプログラミング言語に変換するには、リバースエンジニアリングという手法を取ります。

このリバースエンジニアリング、ほとんどの場合、「ソフトウェア使用許諾契約(※)」等で禁止されている手段になります。

※の補足
ソフトウェアを使用する場合、権利者が提示した内容に同意しなければ使用できないと定義した契約書です。インストールする際に、チェックボックスを設置して、同意を求めることが多いです。

そのため、著作権侵害の可能性に気付いたとしても、調査(処理プロセスの順番に確認)をすることが困難となる訳です。

また、現在のソフトウェアは、1台のPCにインストールして使用するだけでなく、複数の機器やソフトウェアと連携して動作する場合がほとんどであるため、著作権の主張はもはや不可能といえます。

ソフトウェアの権利を守るには

上記の通り、ソフトウェアの著作権のみを盾に、権利を守ることが困難なため、節税サラリーマンの勤務先では、必要に応じて特許出願しています。

特許が認められるには、投入する値と、結果値を求めるプロセスに特許性があることを、特許庁に認めてもらう必要があります。

かなり冗長な説明になってしまいましたが、著作権を盾に、ソフトウェア権利を守ることが難しいかご理解いただけたと思います。

漫画村のシステム概要

ドメイン

漫画村のドメイン(URL、アドレス)は「http://mangamura.org/」です。

この”org”は、organizationの略で、非営利組織を意味しており、ほとんどのケース、アメリカで管理されているドメインになります。また、このドメインのサーバ(Webサイト)もアメリカにあります。

システム

漫画村では、自分たちではない誰かかが、ネット上にアップロードした画像データを他サイトから引用する形で表示しています。ただ、アップロードしている人が誰かは気になるところです。

欠落しているページを補完している人がどこかいる気がしますし、電子書籍を販売するWebサイトに脆弱性があり、そこを突いている気もします。

今後リリースされる有料版「漫画村プロ」では、ダウンロード形式での提供も始まるとのこと。ダウンロード形式の詳細は、下記の引用部分ご参照ください。

 3つ目のメリット

画像のダウンロードがzip形式で可能

どんどん行くクマ。漫画村をオフラインでも見たいという意見もあったから実装したクマ。

ワンクリックで漫画を保存してモバイル回線など使わないで読むことができるクマ。

保存が趣味のコレクター用に無料版の低画質と違う高画質で用意してるクマ。

漫画村プロリリース日は4月から5月を予定しています。

定額で漫画読み放題!?漫画村の機能アップ版-漫画村プロ-(2018/05/03:リンク切れになりました。)

漫画村システムまとめ

次項以降でポイント毎に違法性の有無を確認していく訳ですが、上記内容から、抑えるべきポイントをあらかじめ提示いたします。

・ドメイン(URL、アドレス)、サーバ(Webサイト)はアメリカにある。

・ネット上にアップロードした画像データを他サイトから引用する

・今後、ダウンロードで提供する予定がある。

違法性確認ポイント

前提条件

”日本では”著作物を無断でアップロードするのは著作権法違反(公衆送信権の侵害)となります。漫画村では、ネット上の画像を引用して表示しているため、違法性はありません。

今後、提供予定の「漫画村プロ」でのダウンロード形式ですと、少々問題が出てきます。

少々問題と書いた理由は、ダウンロードする著作物が、”違法著作物であることを知りながら”ダウンロードした場合のみ、著作権侵害となるためです。

  1. インターネットに違法配信されている音楽や映像作品を、自分のパソコンにダウンロードしたら問題がありますか?

違法著作物であることを知りながら音楽や映像をダウンロード(複製)することも著作権侵害となります。

公益社団法人 著作権情報センター|著作物を無断で使うと?

漫画村の主張

漫画村を見るのは違法ではないの?

違法ではありません。

詳しくは

http://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/hokaisei/h24_hokaisei/index.html

引用元:漫画村を見るのは違法ではないの?(2018/05/03:リンク切れになりました。)

専門家の意見

以前の記事でご紹介の通り、節税サラリーマンの勤務先には元弁護士がいます。取材がてら誘い出し、餃子とビールを奢りながら話を聞きました。

先ほど提示した論点ごとに、違法性を確認していきます。

・ドメイン(URL、アドレス)、サーバ(Webサイト)はアメリカ

アメリカにある漫画村のサイトが、違法か適法かは関しては、その国の法律に照らし合わせて判断されます。

そのため、「漫画村」にはそもそも日本の著作権法は適用されません。

また、次項でご説明の通り、「ネット上の画像を引用して表示」するだけでは、運営方法自体に違法性はありません。

・ネット上にアップロードした画像データを他サイトから引用

これは、そのままGoogleやBingの検索エンジンの機能そのものになります。YahooはGoogleのエンジンを利用していますので、Googleの一部といえます。

『インターネット情報検索サービスにおける複製』は、日本の著作権法第四七条の六に定義されています。

インターネット情報検索サービスの提供にあたっては、著作物の複製・自動公衆送信を認めますが、著作権者が申請すれば違法な著作物の検索結果表示を止めることができます。

これだけでは誤解生みますので、簡単にポイントをまとめます。

著作権を侵害された漫画の権利者が申請すれば、インターネット検索結果で表示しないなどの対策は可能ですが、侵害されたコンテンツそのものの削除は実施できません。

詳細は、以下の引用範囲をご参照いただければと思います。

(送信可能化された情報の送信元識別符号の検索等のための複製等)

第四七条の六 公衆からの求めに応じ、送信可能化された情報に係る送信元識別符号(自動公衆送信の送信元を識別するための文字、番号、記号その他の符号をいう。以下この条において同じ。)を検索し、及びその結果を提供することを業として行う者(当該事業の一部を行う者を含み、送信可能化された情報の収集、整理及び提供を政令で定める基準に従って行う者に限る。)は、当該検索及びその結果の提供を行うために必要と認められる限度において、送信可能化された著作物(当該著作物に係る自動公衆送信について受信者を識別するための情報の入力を求めることその他の受信を制限するための手段が講じられている場合にあっては、当該自動公衆送信の受信について当該手段を講じた者の承諾を得たものに限る。)について、記録媒体への記録又は翻案(これにより創作した二次的著作物の記録を含む。)を行い、及び公衆からの求めに応じ、当該求めに関する送信可能化された情報に係る送信元識別符号の提供と併せて、当該記録媒体に記録された当該著作物の複製物(当該著作物に係る当該二次的著作物の複製物を含む。以下この条において「検索結果提供用記録」という。)のうち当該送信元識別符号に係るものを用いて自動公衆送信(送信可能化を含む。)を行うことができる。ただし、当該検索結果提供用記録に係る著作物に係る送信可能化が著作権を侵害するものであること(国外で行われた送信可能化にあつては、国内で行われたとしたならば著作権の侵害となるべきものであること)を知つたときは、その後は、当該検索結果提供用記録を用いた自動公衆送信(送信可能化を含む。)を行つてはならない。

引用元:送信可能化された情報の送信元識別符号の検索等のための複製等

 

繰り返しますが、こちらは日本の著作権法に沿った場合の話になります。

・今後、ダウンロードで提供する予定がある。

現時点では、サービス未実施のため、コメントを差し控えさせていただきます。

違法性まとめ

「漫画村」サイトが、実際にアメリカにあった場合、準拠法はアメリカの著作権法になります。そのため、日本の著作権法に沿っていくら議論しても無駄になりそうです。

権利者側の問題

出版業界のおける著作権の取り扱い

漫画を描くと作者に著作権が発生します。これは、冒頭ご説明の「子供が描いた絵」にも著作権が存在することと同じです。

漫画を週刊誌等に載せると、著作物を掲載したお礼として掲載料が支払われます。

その漫画がメジャー誌であった場合や、比較的人気を得ることが出来た場合は単行本化されます。

単行本が発行される場合、漫画家と出版社で契約を結びます。ここで定義する契約内容は、独占的な出版権となります。

少し噛み砕いてご案内すると、出版権とは「著作権を出版する権利」で、その契約を結ぶことで、特定の出版社からしか単行本化できなくなります。また、独占的な契約としている理由は、同じ著作物が複数の出版社から発行されると、出版社側の利益を損なう可能性があるためです。

そして、最近は「公衆配信権」も込みで契約することが多いです。

こちらは、著作物をデジタルコンテンツ化して、電子書籍としての販売、スマートフォンや、タブレット等で閲覧可能です。

この「公衆配信権」、最近デビューした漫画家は出版社に権利を押さえられがちですが、比較的ベテランで、ファンがついている漫画家の場合、個人でコンテンツ販売するケースも最近多くなってきました。

これは、先ほどご説明申し上げた、単行本出版の際に出版権のみ定義し、比較的新しい概念である「公衆配信権」に関しては未定義であるため、このような状況が生まれたと思います。

まとめると、作者は出版社と独占的な契約を結んでからのみ、漫画を単行本化できるといえます。しかしながら、「公衆配信権」に関しては、漫画家によって状況が異なるといえます。

実際の契約例

出版権

出版社が、漫画の単行本を発行するに当たり、締結が必要というのは先ほどご案内の通りです。

契約期間に関しては、漫画家と出版社のパワーバランスで大きく変わります。

新人であれば、単行本の発行したさで、言いなりに近い契約になるでしょうし、力のある漫画家の場合、若ければ野心を持って短期契約、ベテランになれば、安定性を求め長期契約を求める傾向があると考えます。

著作権使用料(印税)

海外では実際に売れた部数に対して支払われます。

日本の場合は、初版のみ印刷した部数に応じて支払われ、その後は売れた部数に応じて支払われるタイプが多いようです。

金額は、本の本体価格の10%程度が一般的でしたが、昨今の出版不況のあおりを受けて、8%や7%という契約も増えているようです。

公衆配信契約に関して

公衆配信契約は著作物の二次利用のひとつの形式になります。二次利用の幅は非常に広く、下記で例示します。

  • アニメ、ドラマ、映画などの映像化
  • 漫画の翻訳出版
  • 公衆配信のためのデジタルコンテンツ化
  • 広告等でのキャラクター利用
二次利用に関しては、漫画家、出版社のトラブルが多く、詳細は後述いたします。

出版社の問題

コピー&スキャン

出版社が印刷している漫画の単行本はコピーし放題です。

これだけ技術が発達しているのですから、「コピー侵害の恐れあり」とコピーした場合のみ表示する、余白部分に「このコンテンツはデジタルデータで閲覧した場合違法となります。」など、記載することも重要だと思います。

また、スキャンする行為は、いわゆる自炊(※)に該当する可能性がありますが、個人的に、家庭内またはこれに準ずる限られた範囲の複製は適法です。

※の補足
書籍等を電子データ化する行為。実際の作業は、背表紙を切り、ページ1枚1枚をスキャンしていきます。

古本

特に漫画にいえることですが、人気の作品であればあるほど、その作品が続くことで出版社が潤うこともあり、非常に長期の連載が増えています。

すると、結末までのすべての単行本を保有すると、物理的なボリュームが大きくなり、住宅環境の都合から自宅に置くことが難しくなります。そして、たいていの場合、置けなくなった単行本は古本屋に売却します。

その後は、古本屋のみが利益を得るビジネスモデルとなり、著作権者には一切利益がもたらされません。

独占的な出版権契約を結んでいる以上、漫画家に一定割合のマージンが入るような努力は最低限必要だと思います。

ところが、ブックオフの大株主には大手出版社が並びます。

会社名 保有比率
大日本印刷 5.68%
丸善雄松堂 5.24%
講談社 3.69%
集英社 3.69%
小学館 3.69%
図書館流通センター 3.32%

有価証券報告書 ブックオフコーポレーション株式会社 31ページより引用

古本の商いが増えると、出版社のみに利益が入る構造が出来上がっています。

雑誌読み放題

また、NTTドコモが提供している「dマガジン」によって、スマートフォンで雑誌を読むことが出来ます。それも月額400円で。

当然、dマガジンは著作権上問題ない形でサービス提供しています。

消費者側では、出版社とNTTドコモの契約内容を知ることが出来ませんので、dマガジンが「違法ではない」といえば、それがすべての結論になります。

このビジネスモデルは、「漫画村」と似ています。「漫画村」も違法ではないと主張していますので。

二次利用でのトラブル

著作物の権利は、漫画家にのみ存在します。

しかしながら、独占的な出版権を持つ出版社は、その二次利用に関して、漫画家とトラブルを起こしています。

それは、二次利用の許可と対価に関して、漫画家の合意なく進める場合、契約の存在を知らせない場合などがあります。

佐藤秀峰さんにまつわるトラブルを参考にご案内いたします。

海猿がトラブルの末にテレビ再放送やネット配信が永久に出来なくなる【フジテレビとの確執が原因】

文中、フジテレビの謝罪文のリンクが張られております。

佐藤秀峰先生の許諾なくして海猿関連本を出版した件につきましてのご報告

ひとことでうと、フジテレビが海猿関連本の出版を、勝手に許諾していたようです。契約の中身を知ることは出来ませんが、何かしらの理由により、話がこじれてしまったようです。

出版社に必要な努力

上記のように、著作権の取り扱いに関して、すべてとは言いませんが一部の出版社に問題があることは明白です。

また、出版権と二次利用権を漫画家から独占的に許諾されている出版社は、漫画家の収益を守るためもっと努力すべきだと思います。

具体的には、以下のような対策が考えられます。

・電子書籍の販売にあたり、購入者以外が確実に閲覧できない方式の導入

・単行本の物理なボリュームの低減

・古本販売時の著作権料徴収

おそらくは、証券会社のような業態変更が必要になるのかも知れません。

証券会社は、元々株式証券を印刷する業態でしたが、証券の流動性の高まり、電子化へ変更と呼応するように、金融商品の販売代理店になっています。

すべてを出版社に求めることは少々酷な面もあると思います。

消費者には著作物に関する低い意識の問題あり、漫画家に収益化への低意識(出版社依存)問題があります。

まとめ

いかがだったでしょうか?

「漫画村」が違法か?の論点で書き始めましたが、書いているうちに筆ならぬ指がとまらず、超長文となってしまいました。

節税サラリーマンがはたらくITの世界では、ものすごいスピードでデジタルトランスフォーメーションが進んでいます。例を挙げると、タクシー配信アプリのUBARでは、今後の自動運転化をにらみ、運転手の転職支援を準備しています。

これだけ文明が発達し、インターネットが世界中に浸透した現在では、「著作権」を主張して、他人のビジネスを終了に追い込むことは相当に困難だと思います。

金を稼ぐために自分の想像力を出版社に切り売りするのではなく、どのように売ってお金を稼ぐままで考えないと、漫画家が生き延びるのも難しいでしょう。

漫画家の立場から海賊版の存在にコメントしている佐藤秀峰さんの記事をご案内いたします。

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僕が漫画村を批判しない理由

冒頭記載の通り、節税サラリーマンは漫画を一切読まないため、たまたま知っていた佐藤秀峰さんの関するコメントを多数記載したため、お礼を兼ねて、著作の一部を紹介させていただきます。

 

 

補足)漫画村へアクセスできなくなった理由

2018/05/03現在、漫画村のサイトへのアクセスが出来なくなりました。これは、下記の2つの状況が合わさったことによります。

①Google、Bingの検索結果から除外された。

上記記載の通り、インターネット情報検索サービスの提供にあたっては、著作物の複製・自動公衆送信を認めますが、著作権者が申請すれば違法な著作物の検索結果表示を止めることができます。

こちらに沿う形で、Google、Bingの検索結果から除外したのが、国家(首相官邸)から出た、第一段階の指示です。

②漫画村のURLとIPアドレスを紐づける、DNSサーバから除外された。

これは、ISP(インターネットサービスプロバイダ)が自身の判断で、DNSサーバから漫画村のIPアドレスを除外いたしました。

しかしながら、こちらを自発的に行うには、通信の秘密をISPが傍受していることになり、通信事業者に課せられた責務では、法律違反になる行為です。今回は、こちらを国家(首相官邸)主体で、除外を行いました。

後々、この状況にも対応できる法律を後付けで整備するようです。

まとめ

今回、漫画村サイトを閲覧できない状況にしたことは、法治国家としておかしなところが満載です。

また、このような陳情を行う権利者も、受け入れた国会議員も、実施した行政も反省して欲しいものです。

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