マネックス証券のプランが提示されたことにより、iDeCo(個人型確定拠出年金)プランを提供する金融機関は出揃った感があります。
今後は、各社がプラン見直しで競っていくことになると思います。しかしながら、iDeCo(個人型確定拠出年金)の
口座を開設するとしても、100は確実に超えるほどの金融機関があり、すべてを比較するにも相当の時間がかかります。
また、何を基準に比較したら良いのか不安かと思います。今回、節税サラリーマンがお薦めする金融機関をご紹介させていただければと思います。
※ご参考情報
節税サラリーマンは、2017年9月に琉球銀行から、SBI証券に口座を移したばかりです。その経緯は下記にまとめております。
目次
比較の前提条件
iDeCo(個人型確定拠出年金)プランを提供する金融機関を比較するといっても、様々な視点で評価することが可能です。
地方在住で平日昼間に時間が取る事が出来て、投資、IT初心者であれば、地元の金融期間で口座を作る事がベストかもしれません。
ある程度投資の知識があり、ITを利用することを苦にしない方はネット証券から選ぶのが良いとも思えます。
こういった例を挙げるときりがありませんし、正解がどこにあるかも人それぞれになります。節税サラリーマンは、手間をかけずに資産をなるべく殖やしたいと思っております。
そのことから、お薦めするポイントは以下であると明示いたします。
①手数料が安い
②良い商品(先進国株式に投資するインデックスファンドで低い信託報酬)がある。
当ブログでも紹介していますとおり、節税サラリーマンは、先進国株式インデックファンドでiDeCo(個人型確定拠出年金)の評価額を上げていることもあり、先進国インデックスファンドが大好きです。
そのあたりの経緯は先日まとめさせていただきました。
ですので、投資センスあふれる方や、もっとアグレッシブにリスクをとりたいという方にはあまり馴染まない投資かもしれませんが、最後までお付き合いいただけますと幸いです。
iDeCoの手数料の仕組み
金融機関(一部預かり金も含む)に支払う手数料は、金融機関によって大きく異なります。理想としては、手数料はできる限り低く抑えたいものです。
加入時の手数料
加入者一律でかかる手数料
iDeCo(個人型確定拠出年金)に加入するには、国民年金基金連合会に2,777円を支払う必要があります。この金額はどの金融機関で申し込んでも共通で必要です。
また。一部の金融機関では個別の手数料が発生します。こちらは金融機関が独自で受け取る手数料となります手数料完全O円をうたっている場合、こちらの手数流がO円のケースが多いです。
毎月かかる手数料
口座を維持するために毎月手数料が発生します。国民年金基金連合会に月103円、事務委託先金融機関(信託銀行)に月64円、合計で月167円、年間2,004円は必ずかかる費用です。
また、運営管理機関に月0円~700円程度の費用が必要になります。手数料0円をうたっている場合、こちらが0円になるという意味です。
手数料の安い金融機関の探し方
手数料比較のタブから、運営管理機関手数料の項目が0になっている金融機関が手数料0円(※)の金融機関となります。
※の補足
手数料が完全に0円という訳ではなく、その金融機関が手数料として受け取る金額が0円であり、手数料が全くかからないという意味合いではありません。
掛金を拠出する加入者の場合、手数料の合計が最も安価な場合で年2,004円です。比較的手数料の高い部類のゆうちょ銀行ですと6.444円です。差額は年間4,440円になります。
iDeCoは非常に長期の投資になります。最低10年、大部分の方が最終的には20~30年運用されると思います。
仮に20年で考えると、差額は年間4,440円になりますので、20年間で88,800円の差になります。
手数料が最も安い金融機関はどこか?
結論から言うと下記になります。
このほかにも手数料0円をうたっている金融機関がありますが、前提条件として資産合計額や、毎月の拠出金額に最低額が設定されている場合があります。そういった金融機関は今回のご提案から省いております。
また、長年(少なくとも7年以上)手数料0円で運用していたスルガ銀行で、2017/10/2より手数料変更(増額)となってしまったことは非常に残念です。
商品比較
手数料0円の金融機関に絞り込んで、iDeCo(個人型確定拠出年金)プランから、インデックスファンドを抜き出して比較をしていきます。
先進国株式インデックスファンドに絞ってご案内しても良いのですが、アセットアロケーションの観点から、
新興国、日本へ投資したいと考えていらっしゃる方も多いと思いますので、
3つのカテゴリーで商品を比較していこうと思います。
①日本の株式市場(※)へ投資するインデックスファンド
②先進国の株式に投資するインデックスファンド
③アメリカ株式に投資するインデックスファンド
の3種類で、各社のプランを比較いたします。
※の補足
日本株式へ投資するインデックスファンドの場合、日経平均ではなく、TOPIXを指標としているファンドを比較しております。
その理由に関しては過去の記事をご参照いただければと思います。
結論から申し上げると以下の状況となります。マネックス証券の手数料の安さが目立ちます。
こう言っては失礼かもしれませんが、一番最後に”後だしじゃんけん”をしているため、節税サラリーマンの観点で言うと、最も良い商品を揃えていることは間違いなさそうです。
ここで1点申し上げたいのですが、インデックスファンドの、過去の運用実績を比較し、投資商品を決定することはやめたほうが無難です
それらは過去の実績に過ぎず、未来の成果を約束してくれる訳ではなく、また、ファンドマネージャが誰かという情報や、人事異動(担当変更)の有無、ファンドマネージャの投資スキルの巧拙情報がありませんので考えるだけ無駄な行為です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
節税サラリーマンのように、インデックスファンドのみの投資を考えている場合、毎月支払う手数料が非常に気になります。
金融機関の中で、信託報酬が最も安い先進国株式ファンドを揃えているのはマネックス証券でした。
色々な意見があろうかと思いますが、当ブログではマネックス証券を一押しさせていただきたく考えております。
節税サラリーマンは、SBI証券に口座移管したばかりという事もあり、早期にマネックス証券への口座移管は行わずに当面は様子見のつもりです。
マネックス証券の資料を取り寄せたい場合、詳細確認したい場合などは、下記よりご参照ください。
公式サイト:マネックス証券
補足情報
毎月同額の投資ではなく、投資タイミングを調整することで、さらなる手数料引き下げが可能になります。詳細は、「2017年10月版iDeCo口座|先進国株式投資ならマネックス証券がベスト」でまとめさせていただきました。
投資先商品に迷ったら、「iDeCo投資先商品の選び方|世代別(30代、40代、50代)活用法」をご参照ください。
特に40代の方には、「iDeCo-40代の投資|アセットアロケーションとポートフォリオのご紹介」が参考になると思います。