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iDeCo-大和証券の戦略は、取引先への気遣いか?

今回は、大和証券のiDeCo(個人型確定拠出年金)プランに関して、ご紹介させていただければと思っています。

節税サラリーマンは外勤営業ですので、日常的に鉄道で移動しています。

先日、地下鉄の構内で、大和証券のiDeCo(個人型確定拠出年金)広告を見つけました。しかもプラットホームから線路を通して見える、裏側に蛍光灯が入っていそうな大きな看板です。

iDeCo(個人型確定拠出年金)の顧客獲得合戦では、手数料の低さを主戦場として争っているところがあります。

しかも1年あたりの拠出額が決められていることもあり、金融機関にとって短期的に大きな手数料収入にはなりにくい。

なぜ広告を打つ余裕があるのか?

どんなプランだろう?

と興味を持った次第です。

※節税サラリーマンは手数料の低さを非常に気にしております。その経緯が気になる方は、こちらご参照ください。

今回の記事の作成にあたっては、大和証券のWEBサイトを参照いたしました。

ポイント

手数料

○運営管理手数料を0円

ただし、資産残高50万円未満でかかる手数料、324円/月(3,888円/年額)は、現在キャンペーンで無料になります。

「2018年3月末までに受付を完了された方はどなたでも、初期手数料を含めて1年分の運営管理機関手数料が無料になるキャンペーンを実施中です。」

過去記事でご紹介しておりますが、SBI証券、スルガ銀行、楽天証券に続く手数料0円陣営に加わることとなります。

実際は加入者一律でかかる月167円(年額2,004円)は必要になりますのでご注意ください。

○信託報酬は低いもの、高いもの混在

海外株式インデックスファンドは比較的信託報酬が低めの設定ですが、国内市場に投資するインデックスファンド、海外債券インデックスファンドの手数料は相当高い印象です。

反面、REIT(不動産投信)は国内、海外共に低めです。

よくよく見てみると、インデックスファンドの運用会社には、「大和証券投資信託委託」の文字が並びます。

ダイワのインデックスファンドは、他のiDeCo(個人型確定拠出年金)プランで度々目にしておりますので、そういった金融期間への気遣いが、高めの信託報酬設定なのかもしれません。

自グループでファンドを運用していて、自分たちが直販する場合に信託報酬が最も安いというのでは、金融機関の信頼は得られませんからね。

相談窓口

Web(インターネット)サービス、コールセンター(電話)サービスのみのようです。電話の対応時間はWebに記載がありませんでしたので、対応時間、休日の有無は不明です。

まとめ

大和証券のiDeCoプランは、率直に言って普通の印象です。にもかかわらず、広告を打っている理由としては、

・他の金融期間へ提供しているファンドの告知活動か?

・iDeCo(個人型確定拠出年金)の口座獲得数が、目標に届かずリカバリープランなのか?

・予定通りの告知活動

のいずれかではないかと考えました。

また、iDeCoを紹介している大和証券のWebサイトがHTTP(暗号化されていない)通信であったことは少々に気になりました。

※実際にお金の管理をするサイト(ログインして各種処理、残高照会など)は、HTTPS(暗号化)通信になっております。

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