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iDeCo(個人型確定拠出年金)メリット①ー全額所得控除

iDeCo(個人型確定拠出年金)を長期(具体的には5年以上)に運用されている方で、適切な金融機関と、金融商品を選んでいれば、かなりの評価益が出ているものと推察いたします。

実際、節税サラリーマンも投資額に対して、190%の評価額となっております。

では、何をしたか?ですが、いろいろなブログを参照し金融機関を決め、投資可能な最大限の金額を出し続けただけです。

そして、気が向いたときには、金融機関のホームページにアクセスし、評価額を見ながらニヤニヤしたり、軽くため息つく時期もありました。

これまで、節税サラリーマンの状況を通して、断片的にiDeCo(個人型確定拠出年金)の制度をご紹介してまいりましたが、今回以降、数回に分けてiDeCo(個人型確定拠出年金)のご紹介をさせていただこうと思います。

3つのメリット

①掛け金が全額「非課税」になり、支払う税金(所得税、住民税)が減る

iDeCo(個人型確定拠出年金))では、通常は毎月決まった金額を掛け金として拠出します。その時々の経済状況により、増やしたり、減らしたりすることも可能です。加入期間と年齢に左右されますが、ほとんどの方60歳をめどに受け取ることが可能となります。

ひとつめのメリットは、この掛け金が全額非課税になるということです。具体的な例を確認する前に、税金の制度を簡単にご案内いたします。

自営業者の方であれば、売上げから必要経費を引いたものが、サラリーマン、公務員の方であれば総支給額が収入金額となります。収入金額から国民年金、厚生年金、国民健康保険などを差し引くと、課税所得になります。

所得税や、住民税は課税所得を対象に、**%のような形で差し引かれます。この課税所得が増えるほど所得税率は高く設定されています。ざっくり捕らえるのであれば、住民税は10%、所得税は5%~45%となります。

細かい数字を考え始めると、医療費の多寡や、扶養家族の人数などのケースによって、数字にばらつきがでますので、個別の状況を加味しないで、ざっくりとした金額を下記にてご案内いたします。

※前提条件
・各分類ごと拠出可能な最大掛け金にて提示しております。
・年収は500万としております。
・カッコ内は、納税額が具体的に減る金額になります。

(1)自営業者の方
最大掛け金:月68,000円、年816,000円
節税メリット(年間244,800円)

(2)企業年金(確定給付企業年金や厚生年金基金など)がない会社員
最大掛け金:月23,000円、年276,000円
節税メリット(年間55,200円)

(3)企業型確定拠出年金のみある会社員
最大掛け金:月20,000円、年240,000円
節税メリット(年間48,000円)

(4)企業年金(確定給付企業年金や厚生年金基金など)がある会社員
最大掛け金:月12,000円、年144,000円
節税メリット(年間28,800円)

(5)公務員、私学教職員
最大掛け金:月12,000円、年144,000円
節税メリット(年間28,800円)

少々長くなってしまいましたので、メリットの②、③は次回紹介したいと思います。

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