こんにちは、節税サラリーマンです。
週末の土曜日の昼食、嫁さんリクエストはお好み焼き。キャベツを大量に刻んでいたところ、うっかり左手を切ってしまいました。
予定していたプール(ムスメのスイミング特訓)に行けず、家でのんびり過ごすことになりました。
そんなのんびりした休日、購入したままでほったらかしになっていた「お金は寝かせて増やしなさい、水瀬ケンイチ著」をじっくり読むことが出来ました。
今回は、その感想をご案内できればと思います。
「水瀬ケンイチ著、お金は寝かせて増やしなさい」は、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017」の懇親会でご挨拶させていただいたけいのすけさんのブログ「開店休業 インデックス投資Way」の書評で知りました。
また、「つみたてNISAフェスティバル2018」にて発表された、「初めての投資!おススメの一冊 ベスト10」で、第1位に選ばれました。
水瀬ケンイチ氏との意外な接点
水瀬ケンイチ氏の運営しているブログ、「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)」は、以前より拝見していて、特に「梅屋敷」というキーワードに敏感に反応していました。
節税サラリーマンの自宅は梅屋敷からほど近くにあり、プールの帰り道では、ムスメと焼き鳥を買い食いしています。
この梅屋敷商店街は昔ながらな街並みで、チェーン店の侵食を受けながらも、昔からある製麺所や肉屋、八百屋などが残存している地域です。
2018年5月頃、近隣にOKストアで開店予定ですが、商店街の街並みは残ってくれるものと信じています。
「お金は寝かせて増やしなさい」を読んでの気づき
お金を取り合うライバルは金融機関
「お金は寝かせて増やしなさい」では、インデックスファンドで収益を取り合う相手は金融機関であるとしています。節税サラリーマンも100%同意できる意見です。
一般企業や商店が、何かしらの商品やサービスを提供する場合、その商品やサービスは、消費者にとって必要であり、価値のある場合がほとんどです。
一例を挙げますと、ラーメン屋では数百円で食事を提供し、消費者側はそのラーメンを食べ、空腹を満たすことが出来ます。
しかしながら投資では、自分の資産(お金)を増やすために、手数料(お金)を金融機関に支払います。
「お金を増やすために、お金を払う。」少しすっきりしないですね。
あなたが金融機関に100万円を預けて資産を増やそうとした場合、預かっている期間、一定割合の手数料がかかります。
この手数料が、「お金を増やすために、お金を払う。」の”お金を払う”に該当し、100万円が稼いだ収益・リターンの一部を、手数料という形で金融機関に取られてします。
もちろん、手数料の存在は納得した上での投資とは思いますが、結果として、金融機関と収益・リターンを取り合う構図になります。
金融機関がインデックスファンドを薦めない理由
インデックスファンドが「低コスト」だからです。
投資する我々からすると低コストは好ましい状況です。
しかしながら、金融機関の立場からすると、「低コスト」は収益の取り分が少なくなることを意味しています。
金融機関も営利企業ですから、一定ボリュームの営業活動を行うのであれば、利益の取れないインデックスファンドよりも、多くの利益を取れるアクティブファンドを販売したくなるもの仕方がないところです。
ただ、この状況、金融機関を監督する金融庁の方針とは異なります。
金融機関には「顧客本位の業務運営」求めています。
金融庁は各金融機関対して、高い手数料のかかる金融商品を販売することや、金融機関にとって売りやすい金融商品が幅を利かせている現状を変えろといっています。
以下にて、参考記事ご案内いたします。
つみたてNISAは金融庁長官から金融業界への「怒りの鉄槌」だ!
マネー誌で薦めている銘柄に関して
残念ながら、マネー誌に広告を出しているのは金融機関や、アクティブファンド運用会社であることが多いです。
「注目銘柄!」、「好成績ファンド」等のタイトルが並びますが、そのファンドがあなたにとって優良であるとはいえない場合がほとんどです。
また、発行している出版社も、マネー誌を売るために刺激的なキーワードを使っているに過ぎませんので、割り引いてご覧いただくことをお薦めいたします。
まとめ
いかがだったでしょうか?
インデックス投資の大ベテラン、水瀬ケンイチ氏の著作、非常に参考になりました。
金融機関がインデックスファンドを薦めない理由に関しては、「自分たちが売りたい金融商品ではないのだろうな」と、考えておりましたが、その内容を明確に定義できた印象です
資産を増やすための最適な投資方法を、水瀬ケンイチ氏の経験と経済原書の理論をあわせ、わかりやすく紹介されています。
また、著作の最後には、15年に渡るインデックスファンド投資実践記が記載されており、山あり谷ありの経緯がご紹介されています。
定常的に収入を得ている方、新卒から40代まですべてが読むべきだと思える内容です。
50代以降にとって得るものがないわけではないのですが、労働可能な残存期間を考えた場合、資産を成長させる時間が足りない可能性があり、得た知識を活用する機会に恵まれないかも知れません。
補足
この「お金は寝かせて増やしなさい」を読んだこと、「つみたてNISAフェスティバル2018へ参加した」ことをきっかけに、iDeCoアセットアロケーション、ポートフォリオを見直しいたしました。