こんにちは、節税サラリーマンです。
2018年に入ってからの相場状況は良好とは言えませんね。とはいえ、2017年の好調な相場を考えると、多少の値下がりは仕方ないのかなと思います。
インデックスファンドは、個別銘柄よりも分散投資効果が利いている分、リスクが少ないです。
反面、相場の上げ下げがダイレクトに影響しやすいため、インデックスファンドをお持ちの方は、少々やきもきされているのではないでしょうか?
特に、2018年より開始された「つみたてNISA」から投資を始めた方は、いきなりの下げ相場で、投資を辞めたくなる気持ちもあるかと思いますが、ここが我慢のしどころです。
長期つみたて投資の成功のポイントは、「続けること。続けること。続けること。」です。
また、時折評価額をご案内している、節税サラリーマンのiDeCo資産は相場感そのままに評価額を下げました。ピーク時と比較すると10%ほど下がっています。
そんな相場感の中、投資方針の変更を決意し、アセットアロケーションとポートフォリオを変更いたしました。
目次
アセットアロケーションとポートフォリオの違い
アセットアロケーションとは
アセットアロケーションとは、投資に使える資金を振り分け、投資効率を上げていく事です。これだけですとわかりづらいため、下記に例を挙げます。
現預金 | 10% |
定期預金 | 30% |
国内株式 | 10% |
先進国株式 | 30% |
国内債券 | 20% |
このように資金の振り分けを行う理由としては、各資産の動きがまちまちであり、反作用(※)のような動きをする資産もあります。
そのため、複数のアセットクラス(投資対象の分類、種類のこと)を持つことでリスク分散効果を狙っている訳です。
※の補足
一般的に株式が上がれば債券は下がり、債券が上がれば株式は下がると言われていますが、必ずしもその通りになると断言は出来ません。
また、日本国内ではマイナス金利の状況となっております。そのような状況は過去の実例がなく、国内債券の動きは予想が出来ません。
ポートフォリオとは
アセットアロケーションが決定したら、次はポートフォリオを考えていきます。ポートフォリオとは、具体的にどの銘柄を購入するか決定することです。
とはいえ、アセットアロケーションと、ポートフォリオの決定は、個別に考えるものではなく、連動させながら考えていく必要があります。
上記にならうと、国内株式に投資すると決めた10%の資産を、どの個別株や投資信託に投資するのかを決めていきます。
アセットアロケーションとポートフォリオの変更
変更を決意した理由
インデックス投資&ブログ運営の大先輩である、水瀬ケンイチ氏の書籍「お金は寝かせて増やしなさい」を拝読し、私のアセットアロケーションとポートフォリオではリスクを取りすぎていると感じたためです。
これまでは、100%先進国株式に投資している状態でした。
以前書かせていただいた記事、「iDeCo-SBI証券へ移管、投資商品は3つに絞った」から方針を変更したことになります。
現在のポートフォリオ
3月の資産状況は以下の通りです。
「大和-iFree NYダウ・インデックス」と「ニッセイ-DCニッセイ外国株式インデックス」を、ほぼ同じ量を保有しております。
そのため、現在のアセットアロケーションでは、先進国株式インデックスファンドに100%投資、スイッチングが済んでいない資産は、定期預金に残ったままとなっています。
定期預金に残っている理由としては、琉球銀行からSBI証券へiDeCo口座を移管した際、すべての投資信託が一旦売却され、すべて定期預金となりました。
そのため、一度に資産を移管したことによる短期変動リスクを回避するため、長期間にわたり、少額ずつスイッチングを行っております。
その経緯に関しては、「iDeCo-SBI証券への資産移行も値上がり逃し気分満載」にてご紹介しております。
よって、少額ずつのスイッチィングが完了していないために、定期預金に資産が残っています。
変更予定のアセットアロケーション
現在のアセットアロケーションでは、先進国株式インデックスファンドに100%投資しております。
冒頭記載の通り、少々リスクを取りすぎていると思いますので、アセットアロケーションを下記にて組みなおそうと思います。
※の補足
国内債券に投資して、リスクヘッジを狙いたいところですが、現在のマイナス金利の状況では、投資先としては不適切でし、SBI証券のiDeCoプランに、国内債券と同じ(株式とは逆)の値動きをする商品がないため、当面は定期預金に投資予定です。
定期預金に投資する理由
今までは、先進国株式インデックスファンド100%のポートフォリオでした。しかしながら、節税サラリーマンは、そろそろ現役の終了が見えてきた世代です。
そのため、定年が近くなった頃に、リーマンショッククラスの下落が発生すると、現役を終えるまでに評価額を回復することが難しくなる可能性があります。そのため、20%は定期預金のまま保持しようと考えました。
50歳になった頃には、30%まで比率を上げる事を考えています。
株式インデックスファンドの比率に関して
全世界株式インデックスファンドを選んでもよかったのですが、連動するインデックス別(先進国、新興国、日本など)に設定されているインデックスファンドと比べ、全世界株式インデックスファンドは信託報酬(手数料)が高めに設定されていることもあり、連動するインデックス別に購入しようと考えました。
そしてその比率は、少し前の世界経済のバランスに応じて、日本:1、先進国:8、新興国:1の比率といたしました。
変更予定のポートフォリオ
投資対象 | 商品名 | 配分 |
定期預金 | あおぞらDC定期(1年) | 20% |
日本株式 | 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド | 8% |
先進国株式 | DCニッセイ外国株式インデックス | 44% |
先進国株式 | iFree NYダウ・インデックス | 20% |
新興国株式 | EXE-i新興国株式ファンド | 8% |
先進国株式の比率
先進国株式では、「DCニッセイ外国株式インデックス」と、「iFree NYダウ・インデックス」を同程度の比率にて保有していましたが、アメリカ株の比率を下げました。
先日参加した、つみたてNISAフェスティバル2018の講演の中で、アメリカ株は従来5年周期で上げ下げを繰り返し緩やかな右肩上がりを続けていたものの、この8年間は値上がりが続いているため、そろそろクラッシュ(大幅な値下げ)発生懸念が高まっているとの内容を聞きました。
日本で収益を上げている投資家が米国ETF株に傾倒している印象があるため、従来よりもアメリカ株の比率を落としました。
まとめ
いかがだったでしょうか?
アセットアロケーションとポートフォリオの組み方には正解がなく、著名な山崎元さんの言葉を引用すると、「アセットアロケーションとポートフォリオを決めるのは自分自身のはず」です。
今回、節税サラリーマンが考えるiDeCoアセットアロケーション、ポートフォリオをご案内いたしました。
皆様の参考になれば幸いです。
また、この他にも、年金保険、子供の学資保険、定期預金、会社の持ち株会、普通預金、投資信託と幅広く資産を保有しておりますが、全体を公開するのは少し恥ずかしいので、ご容赦いただければと思います。
参考情報
iDeCoの口座をお持ちで無い方向け、節税サラリーマンお薦めの口座は「2017年10月版iDeCo口座|先進国株式投資ならマネックス証券がベスト」でご紹介しています。
この記事をご覧の方が40代ではない場合「iDeCo投資先商品の選び方|世代別(30代、40代、50代)活用法」をご参照ください。