日本は超高齢社会が到来し、
人口の減少など厳しい側面ばかりが強調され、
株価も今ひとつ冴えません。
しかしながら長期的、世界的に広げて考えると、
投資環境は非常に良好といえます。
■世界的な投資環境
●人口の増加
2011年、世界の人口は70億人に達しました。
2050年には95.5億人、
2100年には109億人になるといわれています。
(国立社会保障・人口問題研究所 発表数値より)
新興国は人口増に加え、
グローバル経済に組み込まれることにより、
彼らの経済成長は進み、
生活水準も向上していくでしょう。
新興国の生活水準の向上はグローバル企業にとっては、
魅力的な新規マーケットの発生ですし、
更なる業績アップの機会となります。
●テクノロジーの進化
科学技術の進歩は今度も続くでしょう。
これまでそうだったように、新たな技術が生まれ、
エネルギー、環境、ライフサイエンスをいった
比較的新しい分野では、
より急速な成長が望めるかも知れません。
グローバル化の進展に伴って、
世界中で道路や、鉄道といった交通網や、
情報や物流のネットワークを支えるための
インフラ投資も膨大な金額になるでしょう。
■インフレ経済は投資せざるを得ない状況
前回の記事では、インフレは投資向きと記載しましたが、
「投資をして、資産を成長させないと資産がマイナス」
になってしまうため、
投資せざるを得ない環境となっているのが
インフレ経済と言い換えることが出来ます。
●アベノミクスが成功した場合
アベノミクスでは、
2%/年のインフレターゲットを設定しています。
2%という数字は軽微に感じてしまうかもしれませんが、
10年間で22%(※)、20年なら48%(※)も
物価が上昇してしまうのが、
2%/年のインフレターゲットです。
※の補足
複利計算のため、このような数値になります。
●目標値の設定
日本が2%のインフレに家事を切っているのであれば、
余剰資金で行う長期投資は、
最低でも2%以上の利率を維持したいところです、
ところが、日本国内のみに求めようと思っても、
経済成長のベースとなる人口増加も期待できませんので、
海外市場にその成果を求める必要があると思います。
■まとめ
生を通じての資産運用は長期投資になります。
また、世界中の主流な企業の株式に投資できれば、
物価上昇に対する備えになります。
しかしながら、個人では投資できる資金も限りがあるため、
投資信託に頼るのが「長期投資」、「分散投資」の
ポイントと考えております