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iDeCo-公務員の友人がイデハラにあったようです

なんでもかんでも、ハラスメントを省略した”ハラ”を付ける言葉の作成が流行っています。

パワハラ、セクハラがハラスメントになるかに関しては、以前より違和感をもっておりました。

セクハラは嫌がらせというより、TPOを適切に認識できていないことと思えます。

パワハラは単に本人の能力不足で、任命した会社側に見る目がなかったという話です。

周到な準備の上の”嫌がらせ”を行っているというよりは、どちらも短絡的な思い付きで”行動”しているだけのように感じます。

しかしながら、比較的最近話題になるハラスメントは、受ける本人にとっては嫌がらせと感じやすいものが多いと思います。就職活動における”オワハラ”しかり、”マタハラ”しかりです。

オワハラに関しては、採用する側も時間やお金を掛けています。また、他の候補者に不採用を告げている以上、採用すると決めた人には是非とも入社して欲しいという気持ちが就職活動の終了を促す行動に出ることは致し方ないと思います。

節税サラリーマンの日々の営業活動でも同様のことを行っています。買うと約束してくれたのだから、早く注文してくれという気持ちになり、電話等でたびたび注文書の催促をしてしまいます。

マタハラに関しては、私の嫁さんが受けた経験があります。嫁さん受けたマタハラは、妊娠が発覚し体調不良が続き、2日に1度は有給休暇を取得する事態になった際に早期に休職することを薦めてきました。

嫁さんは当時そのことを非常に不満そうに説明していました。

しかしながら、そういった行動をした社長側にも理由がありました。過去に妊娠しながら働いて流産してしまった社員がいたことや、社長のお子さんにまだ子供がなく、孫の誕生を心待ちにしていること。これらは嫌がらせというよりは、過剰な気遣いの範囲になると思います。

結果的には、妊娠6か月目から傷病休暇を取得しました。その後、妊娠9か月ころから妊娠高血圧症を発症し入院したことを考えると、その時の社長さんの判断にはありがたい気持ちになります。

とはいえ、その社長方針により、出産後の職場復帰はかなわず、こちらはパワハラだなとも思ったりします。

さて、前置きが長くなりました。

iDeCo(個人型確定拠出年金)に関するハラスメントが、時々twitterなどで流れるようになってきました。その名は”イデハラ”です。

なんだかな~と思っておりましたが、公務員の友人がその”イデハラ”の被害に軽くあったらしく、おもしろおかしく書かせていただければと思います。

まず、イデハラとは何か?ですが、当然定義はありません、誰が決めるのかもよくわからないですね。

友人が受けたイデハラ

iDeCoに関する書類を職場で記載を依頼したところ、直属の上司がiDeCoを全く知らなかったため、上司ひとりひとりに説明して回ったそうです。

「わざと知らないふりをしているのでは?」と友人が感じた以上、これは立派なハラスメントで、イデハラ確定です。

イデハラ概要

発生パターンとしては下記のいずれかが多いと考えられます。

中小企業勤務の場合

〇状況

中小企業で働くサラリーマンは、大手企業よりも収入、福利厚生等の面で劣ることが一般的です。

そのことで以下の状況発生が想定されます。

・収入が劣ると、老後に受け取る老齢厚生年金の水準も下がります。
・退職金の水準も大企業に比べれば劣ります。

よって、現役世代のうちに、その差を埋める準備をあらかじめ行う必要があります。

当ブログで再三ご説明しておるとおり、そういったサラリーマンにはiDeCo(個人型確定拠出年金)をお薦めいたします。

〇イデハラの発生パターン

サラリーマンがiDeCoに加入するには、会社から「企業年金の有無等を証明する書類」に押印してもらう必要があります。

もし、勤務先で初めてのiDeCo(個人型確定拠出年金)加入者となる場合、新たに国民年金基金連合会事業所から、
登録番号を取得する必要があります。

この場合、そのことが社長の耳に入り、「仕事も満足にできないくせに株をやりたがるなんてけしからん。」と拒否する方もすくなからず存在しそうです。(想像で書いております。)

このほかにも、

・社員が希望した場合、給与から天引き処理のうえ、
国民年金基金連合会へ入金処理する必要があります。
・年末調整に際して、作業(※)と、還付金計算が増えます。

※の補足
「給与所得者の保険料控除申告書」の右下にある「小規模企業共済等掛け金控除」欄内の「個人又は企業型年金加入者掛金」へ、その年、iDeCo(個人型確定拠出年金)の掛け金の総額(一部予定)を記入する。

・年に1度、社員の在籍証明の確認書類が届きますので、
押印の上、国民年金基金連合会に返送が必要です。

それぞれは軽微な作業ですが、作業そのものが増えることは確実ですね。

大企業勤務の場合

〇状況

上記と相反する話になりますが、大企業で働くサラリーマンは、中小企業よりも収入、福利厚生等の面で優れていることが一般的です。

※取引先の財閥系企業からヒアリングした話を、特定されないように少々フェイク入れて記載します。

〇イデハラの発生パターン

iDeCo(個人型確定拠出年金)に加入したい旨、申請を上げると、とにかく時間がかかる。

証明書発行にはワークフローでの申請が必要で、自分のライン管理職が承認したら、人事・総務系に移り、受付処理完了後、書類の発行作業になります

発行した書類も人事・総務系の役職者の承認がないと、社内便発送とならないため、軽く1か月程度はかかるようです。

これは一社員の書類発行にも、部長級の承認が必要で、その部長は出張が多いことから、自席にいないと承認してくれないために、申請タイミングによって、承認までの時間にばらつきがあります。

人事・総務系の事務作業が、コスト削減を目的にグループ子会社へアウトソーシングされているうえ、グループ内でのダイバーシティ推進の観点から外国人の雇用もあるらしく、日本人でも解読に難儀するお役所書類のやり取りでは、さらに時間がかかりがちになります。

まとめ

イデハラをまとめてみると、なかなか面白い内容になりました。今回は”ゆるめ”の記事になりましたが、少しでも楽しんでいただけたら幸いです。

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