2017/9/12、ついにマネックス証券の
iDeCo(個人型確定拠出年金)プランの詳細が発表されました。
プランの見直しではなく、新規参入する金融機関では
最後の大物がマネックス証券でした。
9/12の公表から比較的早い段階で記事作成に着手したものの、
思い入れの強さがあり、完成までに時間がかかってしまいました。
■状況推移
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、
2017年1月の法改正から、
加入者数が急速に拡大しています。
金融業界内部の目標と噂される、
2017年中の100万人達成はペースは難しくなったものの、
7月末時点で58.4万人、昨年末の30.6万人から半年と少しでほぼ倍増した
ことになります。
2017/1施行の法改正から約半年で、
加入者が1.8倍に達し、1年足らずで2倍になりそうな勢いです。
2016/12/31までの加入者数も、15年かけて積み上げた人数ですから、
法改正移行、今年の加入者数増のペースは急拡大といえると思います。
2017年1月の法改正後、従来より月額手数流0円を
うたっていたSBI証券、スルガ銀行に加え、
楽天証券、イオン銀行などの新規参入組が手数料0円を打ち出し、
それぞれ魅力的な商品ラインナップと、
サービスで勝負を挑んできました。
iDeCo(個人型確定拠出年金)に参入済みの
SBI証券、りそな銀行などの金融機関も
既存サービスをてこ入れして迎え撃ちます。
競争が激しくなる中、最後の大物といわれていた
マネックス証券が2017/6/21にiDeCo(個人型確定拠出年金)への参入を表明、
2017/9/12に手数料や商品ラインナップが発表されました。
■ポイント
●手数料(運営管理手数料は0円)
過去記事でご紹介しておりますが、
SBI証券、スルガ銀行、楽天証券に続く
手数料0円陣営に加わることとなります。
実際は加入者一律でかかる月167円(年額2,004円)は
必要になりますのでご注意ください。
●商品ラインナップ
○商品数
商品ラインナップは22本(内訳は、投資信託21本、定期預金1本)です。
2018年5月から、iDeCo(個人型確定拠出年金)の法規制で、
商品数の上限が35本までに絞り込まれます。
こちらに対応する目的からか、少々控えめな数量でありながら、
わかりやすいというより厳選した商品構成、投資信託21本のうち
9本はiDeCo(個人型確定拠出年金)初採用(プレスリリースより)とのことで、
後発組ながらフレッシュな商品ラインナップを組んできました。
※ご参考情報
SBI証券はiDeCo(個人型確定拠出年金)提供の歴史が古く、
当初投入していた商品に、新しい商品群を追加した経緯から
64本の商品ナインナップを持っており、
近日中に大幅な削減が実施されます。
○信託報酬は低め
比較的割安な信託報酬の商品を取り揃え、先行者に勝負を挑んでいる印象です。
いくつかピックアップして、商品ご案内いたします。
○バランス型
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
信託報酬:0.2376%
運用会社:三菱UFJ国際投信株式会社
バランス型で低い信託報酬となっています。
2018年より始まる「つみたてNISA」で、
金融庁が推進したくなるような分散投資商品です。
○先進国株式
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
信託報酬:0.2160%
運用会社:三菱UFJ国際投信株式会社
iDeCo(個人型確定拠出年金)を提供している金融機関すべての
詳細を確認することが困難なため、確定情報としてお伝えは出来ませんが、
先進国株式インデックスファンドでは、おそらく最安値ではないでしょうか?
■まとめ
これでiDeCoのプランは出揃った感があります。
節税サラリーマンは以下のポイントで金融機関をお薦めいたします。
●初心者の方
〇地方在住の方
買い物のついでにイオン銀行で相談してみましょう。
〇都市部在住の方
りそな銀行の説明者派遣サービス(無料)を利用しましょう。
●投資経験がある方
〇いろいろな商品から商品選択を行いたい方
SBI証券をお薦めいたします。
〇商品選択にそこまでこだわらない方
マネックス証券、楽天証券が良いと思います。
マネックス証券は以下リンクから資料請求可能です
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いかがだったでしょうか?
2018年からは年額一括拠出可能な制度も実施されますが、
複利のメリットを最大限享受するには、一日でも早く始めることが重要です。
遅く始めたデメリットは、最も資産が増えて、
最後の金利を受け取る時点で生じるため、
想像したよりも多くの差となって現れます。
損してしまうのでは?と気になる方は、
節税サラリーマンのiDeCo(個人型確定拠出年金)の評価額推移を
ご覧いただきたくお願い申し上げます。
良いときも悪いときもありますが、長期投資ですので、
のんびり構えております。
このほか、下記記載して参考になりそうな記事をご案内いたします。
2017/10/1追記
節税サラリーマンがSBI証券への口座移管を完了し、
毎月の拠出額、保有資産のスイッチング検討の際に、
SBI証券のラインナップと、マネックス証券のラインナップを比較したところ、
新たな気づきがありましたので、下記にて追記させていただきます。
ポイントは、
先進国株式インデックスファンドでは0.01%ほど、
国内株式(TOPIX連動)インデックスファンドでは0.04%ほど、
マネックス証券に信託報酬(手数料)の安いラインナップがある点になります。
仮に100万円の資産があるとして、0.04%の差は、400円/年になりますが、
節税サラリーマンの資産は430万ですので、1,720円/年です。
ちょっと気になる金額差です。
国内株式への投資を検討されている方は、
マネックス証券中心に検討された方がよいかもしれません。
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こちらの記事で詳細ご案内しております。